東京大学 東洋文化研究所にあります、青山研究室のデザインを担当しました。
秋晴れの東京大学はイエローが輝く、とても素敵な雰囲気。
この澄んだ開放的な空気感と、研究室内の閉鎖的な雰囲気のギャップを解消しよう、という最初の目標が生まれました。
また、使用される青山先生の「知覚特性」を詳しくお聞きし、苦手な素材や身体の動き方を避けられるようにひとつひとつの家具をデザインしました。
ウォールナットの作業用机は、手に触れる範囲に金属を設置しないような構造になっています。
机の下にはラップトップパソコンや雑誌などを収納できる棚板を設置し、
机の上に荷物がたまらないように工夫しました。
外光の差し込む角度を計算し、光が目に入らないように作業領域の配置をしました。

作業場の椅子は、「STDYチェア」というオリジナルの椅子を2脚用意しました。座面と背もたれに工夫があり、座ると自然と無理なく良い姿勢が取れるような工夫がしてあります。
本棚は収納とディスプレイを兼ねるデザインにし、さらに廊下側からソファーを隠すパーティションも兼ねています。研究室側には薄いカーテンを設置し、本の持つプレッシャーを遮断できるようにしてあります。印刷した作業途中の論文が効率的に収納できるスペースがありますが、エントランス側からはスライドできる目隠しで隠すこともできます。
普段は来客用に使え、お昼に仮眠が取れるように幅の広い「ベッドソファー」を作りました。
自然素材と木のぬくもりに溢れた、東京大学の景観と連続性を持つ研究室デザインができました。





