AO 入試や小論文、現代文など、対策が「なんとなく」になりがちな学習に、セオロジは答えを提供します。 この講座では、文章をどう読み取ればいいか、どう書けばいいかのトレーニングを通し、たった一日で文章読解の方法を身につけ、小論文を書くことを目指します。小論文や現代文を対策したい方にも、文章作成の技術を向上させたい大人の方にもオススメです。
4技能の中で、writingは最も難易度の高い技能であることが知られていますが、日本の国語の授業では、作文対策は行われていない、と言っても過言ではありません。皆さんが作文の授業として思い出すものは「読書感想文」であったり、「テーマに沿って意見を書きましょう」のような、ざっくりとした内容であることが多いと思います。その状況ではAO入試や小論文の試験などで合格基準に達する文章を書くことは難しいので、予備校などでは「良い小論文」のひな形を用意し、「問題提起→反対意見への言及→自分の意見を述べる→理由説明→結論」などのテンプレートを満たして行く形で指導が行われているのが現状です。しかし、その形を埋めて行くだけでは、合格基準に達する文章が書ける確率はとても低いものになります。それは、文章作成の方法が読解に基づいていないからです。
大学受験や高校受験などの小論文対策で最も大切なポイントは、設問に対しストレートに答えられているかどうかということです。用意されたテンプレートに自分の意見を無理に落とし込んで、背伸びをした文章を作成してしまうと、設問で聞かれている所から微妙にずれてしまうということが起こります。これが、受験で合格しない大きな理由です。しかし本番で緊張している状況では、自分の意見をしっかりと述べることには大きな勇気が必要です。それっぽい“誰でも書けるような”文章に逃げないためには、問題文を読み、文章を作成する流れがしっかりと頭に入っていないといけません。
小論文で大きく減点されないためには、以下の3つを満たしておく必要があります。
- 問いに対し自分なりの明確な回答になっている
- 段落の構造がしっかりと構築できている
- 日本語として破綻していない
さて、具体的な授業の内容に入って行きましょう。問題文や参考文献を読んで行く際には、何が議論されているのかをはっきりと把握する必要があります。そしてその中でどのような概念と概念が対立構造になっているのかを理解する必要があります。これをえいごやの中では論理構造モデル(Logical Structure)と呼んでいます。テーマをつかむだけでは不十分で、そのテーマの中でAという意見と、Bという意見が比較され議論されている、というところまで掴めれば、今度はA側で意見を書くか、B側で意見を書くか、もしくはAとBの比較からCという結論に導くか、という3つの選択肢が生まれます。授業の前半では、この論理構造モデルを短時間で図にするための方法論を共有し、実際に色々な本や教科書を用いてワークショップ形式で実践していただきます。この前半の内容は現代文の読解にとても役立ちますので、センター現代文対策としてもおすすめです。
このセオロジという授業は一見難しく見えますが、アメリカンスクールなどで行われるessay writingの授業を基本に、作文に必要な要素をわかりやすく、単純に思えるよう作っていますので、小学生高学年からの参加も推奨しています。主張をわかりやすく述べ、その理由をあげて行くという単純な形は、小学生から社会人まで使える明確な論述の形であり、国語という教科の根幹になるものです。
まずブレインストーミングでアイディアを支える根拠を自らの経験から並べます。さらにその結果をマインドマップという形で3つのテーマにまとめていきます。主張、3つの根拠、結論と並べて行くと、それがアウトライン作成となり、そのアウトラインに従って文章作成まで行います。国際基準の文章作成授業から日本人に合わせたメニューを取り出したこの数時間の授業で、とても説得力のある文章が作成できるようになります。下にプロセスを図にしました。
- AO入試、推薦入試など小論文試験を控えている方
- 文章製作が苦手で大学進学を考えている方
- 国語が苦手で、何を勉強したら良いかわからない小学生、中学生、高校生、大学生
- 短時間で質のいいレポート作成を求められている社会人の方 ←おすすめ!
この一日の授業を通じて、小論文対策はもちろんのこと、国語という教科や文章そのものに対する見え方も大きく変わっていくと思います。作文が苦手な方は、ぜひ受講をご検討ください。
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